参加する 愛好者の声

鑑真大和上を偲び太極拳を演舞

日時
2023年6月20日(火)
支部名
鹿児島県支部
教室名
鹿児島南地域会
内容

 毎年12月20日鑑真大和上の上陸の日を偲び記念法要が、鹿児島県南さつま市主催により催されます。地域の楊名時太極拳愛好者も毎年参加し、上陸地の坊津秋目の海を眺めながら、鑑真大和上の遺徳を偲び演舞を披露しています。
 和上が上陸された所縁の地である坊津秋目「鑑真和上記念会館」の前庭に、楊名時師家が献樹された「クロガネモチ」があります。途中台風の被害に遭い、枯渇に瀬していたのを当地の会員(故立石地域会長)が手を入れ蘇生させた経緯もあり、しっかり根を生やして立派に育っているのを見ると、楊名時太極拳の歴史とも重なり不思議なつながりを感じます。

上2枚は、鑑真和上が上陸された坊津秋目の湾。鑑真記念会館前庭に広がる綺麗な湾を眺めながら、12月20日の記念日に太極拳を演舞させていただいてます。

楊名時師家が当地を訪れた際、献樹された「クロガネモチ」の樹

上は、楊名時師家が当地を訪れた際、献樹された「クロガネモチ」の樹

(補足)鑑真大和上の遺徳を偲ぶ集い
 奈良時代(753年)、聖武天皇の招きにより日本の僧侶に仏教戒律を伝えるため、10年の歳月を掛け、幾多の苦難の末やっとのことで坊津秋目に漂着。その後、奈良の東大寺、唐招提寺を拠点にして日本の上皇や僧侶400名に授戒。日本の仏教界における受戒制度を確立。
 上陸日の12月20日、東大寺や唐招提寺の高僧をお招きして法要や記念講話などで大和上を偲ぶ会が開催されています。

クロガネモチ
 日本では関東以西、国外では台湾・中国・インドシナまで広く分布し、暖地から亜熱帯のやや気温の高い地域の山野に多く、枝が横に広がっていくのが特長。
 小さな丸い果実が赤く熟し、少ない冬場のツグミやヒヨドリなどの餌になって遠くに運ばれ種を落とすことで自然の循環がある。なお、鈴なりの赤い実がみられるのは10月~2月頃まで。

クロガネモチ
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